大企業を中心としたインボイス制度対策状況を調査
インボイス制度対応中は41.0%に上昇、財務経理部門と情シス・DX推進部門間連携は3ヶ月半で約20%加速
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員CEO:田中 潤、以下、ウイングアーク1st)は、100億円以上の売上の企業に所属する請求書関連業務に携わる会社員500名を対象に、「インボイス制度に向けた企業間取引の電子化に関する対策調査」を実施しましたので、お知らせします。
■調査サマリー
- インボイス制度への対応に向け「具体的に動いている」企業は41.0%
- 「適格請求書発行事業者」の登録申請に向け「具体的に動いている」企業は35.6%
- 財務経理部門と情シス・DX関連部門間の連携は3ヶ月半(※)で約20%加速
※前回数値は2022年9月発表の「インボイス制度に向けた企業間取引の電子化に関する対策調査」より。
2022年9月発表の調査詳細は下記をご覧ください。
https://www.wingarc.com/public/202209/news1634.html
■当社担当役員のエンドースメント
ウイングアーク1st株式会社 執行役員 Business Document事業部長 満岡 明弘
■調査結果
1.インボイス制度への対応に向け「具体的に動いている」企業は41.0%
「Q1.インボイス制度への対応状況を教えてください。」(n=500)と質問したところ、「対応に向けて、すでに具体的に動いている」が41.0%、「対応方法を検討している」が24.2%という回答になりました。
2.約4社に1社が「Peppol」を用いた商取引に対応予定
「Q2.Peppolを用いた商取引に対応する予定ですか。」(n=500)と質問したところ、「対応する予定である」が24.6%、「検討中」が20.0%という回答となりました。
3.「適格請求書発行事業者」の登録申請に向け「具体的に動いている」企業は35.6%
「Q3.「適格請求書発行事業者」の登録申請状況を教えてください。」(n=500)と質問したところ、「登録申請に向けて、すでに具体的に動いている」が35.6%、「登録申請を検討している」が15.4%という回答となりました。
4.インボイス制度適用後の経理業務に関して、61.5%が「運用シミュレーション」を実施
「Q4.インボイス制度が適用される2023年10月以降の経理業務に関して運用シミュレーションや試算をしたことがありますか。」(n=205)と質問したところ、「すでに行っている」が61.5%、「行っていない」が15.6%という回答となりました。
5.インボイス制度への対応について、約6割が「情報システム部門」と連携
「Q5.インボイス制度への対応について情報システム部門(社内外含)と連携して取り組んでいますか。」(n=205)と質問したところ、「すでに連携している」が58.0%、「まだ連携していないが取り組む予定」が25.9%という回答となりました。
6.情報システム部門との連携における課題、「部門横断の業務プロセスの再設計」が57.6%で最多
Q5で「すでに連携している」「まだ連携していないが取り組む予定」と回答した方に、「Q6.情報システム部門と連携するにあたり課題感を持っていますか。その場合、該当するものを選択ください。(複数回答)」(n=172)と質問したところ、「部門横断の業務プロセスの再設計」が57.6%、「ITスキル人材の不足」が43.0%、「DX推進体制の構築」が39.0%という回答となりました。
7.部門横断の業務プロセスに関する再設計の例、「業務フローの見直し」や「社内発注システムの改修」など
Q6で「部門横断の業務プロセスの再設計」と回答した方に、「Q7.具体的な再設計の例があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=99)と質問したところ、「業務フローの見直し」や「社内発注システムの改修」など54の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 40歳:業務フローの見直し。
- 53歳:社内発注システムの改修。
- 54歳:しっかりルール化をしないと抜け漏れが発生する。
- 56歳:経理、IT部門からメンバーを選出しプロジェクトチームを立ち上げた。
- 32歳:請求書様式の見直し。
- 34歳:ソフトの再検討。
- 45歳:新たなシステムの導入。
8.インボイス制度への対応について、約半数が「DX関連部門」と連携
「Q8.インボイス制度への対応について社内のDX関連部門と連携して取り組んでいますか。」(n=205)と質問したところ、「すでに連携している」が47.8%、「まだ連携していないが取り組む予定」が22.4%という回答となりました。
9.DX関連部門との連携における課題、「部門横断の業務プロセスの再設計」が59.0%で最多
Q8で「すでに連携している」「まだ連携していないが取り組む予定」と回答した方に、「Q9.DX関連部門と連携するにあたり課題感を持っていますか。その場合、該当するものを選択ください。(複数回答)」(n=144)と質問したところ、「部門横断の業務プロセスの再設計」が59.0%、「DX推進体制の構築」が43.1%、「ITスキル人材の不足」が40.3%という回答となりました。
10.約半数の企業が、取引先に課税事業者への移行を依頼・依頼予定
「Q10.免税事業者の取引先に課税事業者への移行を依頼しましたか。」(n=500)と質問したところ、「すでに依頼した」が19.8%、「まだ依頼していないが依頼する予定」が27.6%という回答となりました。
11.取引先が課税事業者への転換をしない場合に、78.7%が「今後の取引に影響する」と回答
「Q11.取引先である免税事業者が課税事業者への転換をしなかった場合、今後の取引に影響すると思いますか。」(n=287)と質問したところ、「非常に影響があると思う」が26.1%、「やや影響があると思う」が52.6%という回答となりました。
12.取引先が課税事業者への変更せずとも、半数以上が「最大3年間は取引を継続する」意向あり
「Q12.取引先が免税事業者のままであるとしても(課税事業者への変更せずとも)どれほどの期間、取引を継続する意向がありますか。」(n=287)と質問したところ、「1年間は取引を継続する」が18.8%、「2~3年間は取引を継続する」が33.8%という回答となりました。
■「invoiceAgent 電子取引」について
invoiceAgent 電子取引は、取引帳票の送受信から管理まで、すべて一括で行えるクラウド型の電子取引ソリューションです。自社に最適な帳票フォーマットはそのままに、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を実現。帳票を通じた企業間の取引を加速させます。
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■調査概要
- 調査名:インボイス制度に向けた企業間取引の電子化に関する対策調査
- 有効対象:100億円以上の売上の企業に所属する請求書関連業務に携わる会社員
- 有効回答数:500名(建設業101名、製造業104名、情報システム・ソフトウェア業103名、金融・保険業104名、卸売り・小売業88名)※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
- 調査期間:2022年12月2日〜同年12月6日
- 調査機関:自社調査 (調査委託先:株式会社IDEATECH)
- 調査方法:オンラインアンケート
- 企画:ウイングアーク1st
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
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TEL:03-5962-7300
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