農林中央金庫、ServiceNowと「SVF Cloud」を連携し帳票出力基盤を構築
受発注管理システムで18種類の帳票に対応、2026年11月に本稼働予定
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、農林中央金庫(本店:東京都千代田区、以下、農林中央金庫)が、帳票生成「SVF Cloud」を導入し、業務プラットフォーム「ServiceNow」と連携する帳票出力基盤を構築したことをお知らせします。
農林中央金庫は、ServiceNowを中心としたデジタル化を進めるなかで浮上した、金融機関特有の厳格な帳票要件への対応という課題に対し、クラウド帳票サービス SVF Cloudを採用することで、ServiceNow側のカスタマイズを最小限に抑えながら、帳票を一元管理できる基盤を整えました。受発注購買管理システムの帳票(18種類、年間5万枚規模)は2026年11月に本稼働を予定しており、資金動向システムの帳票(50種類)についても2027年4月の公開を予定しています。
事例URL:https://www.wingarc.com/product/usecase/1645.html

■導入背景
農林中央金庫は、農業協同組合(JA)・漁業協同組合(JF)・森林組合(JForest)、その他の農林水産業者の協同組織を会員(出資団体)とする民間金融機関です。1923年の設立以来、JAバンク・JFマリンバンクの事業を支えるリテールビジネスをはじめ、農林水産業や食農バリューチェーンに関わる顧客への金融サービス、国内外における投融資など、幅広い領域で事業を展開しています。
同金庫は、業務効率化や業務の堅確性、収益向上に向けてServiceNowを中心としたデジタル化を推進してきました。社内稟議や各種申請に使用していたワークフローシステムをServiceNowに刷新した結果、現在ではグループ全体で約7,000人が利用する基盤に成長し、申請・承認プロセスの簡素化や承認スピードの向上を実現しています。
一方、ServiceNowの適用範囲が個別性の高い業務や金融機関特有の業務領域へと拡大するなかで、新たな課題として浮上したのが帳票出力でした。受発注購買業務や資金動向管理、出資者向けポータルなど帳票出力が必須要件となる業務が多く、押印や可変長の住所など所定の位置への正確な配置も求められます。ServiceNow上で帳票ごとに個別開発・カスタマイズを行う方法では、初期開発に加え業務変更のたびのカスタマイズや継続的な保守に負荷がかかる懸念があり、農林中央金庫はServiceNowと帳票出力の仕組みを切り分ける方針を定めました。
検討の結果、ServiceNowとの親和性、帳票の表現力、開発・保守のしやすさ、将来的な拡張性を評価し、SVF Cloudの採用を決定しました。
■導入効果
SVF Cloudを利用した帳票システムの開発は2026年4月より開始しました。GUIによる帳票開発が可能で、フォーマットに沿って効率的に帳票を作成できる点に加え、日本語のドキュメントやQ&Aなどのサポート体制も評価されています。
ServiceNowにユーザーが入力したデータをもとに、他のマスター情報と紐づけた帳票をSVF Cloudで出力し、PDFやExcelとして契約システムやBoxに格納する仕組みを構築しました。受発注管理システムでは18種類の帳票を年間5万枚規模で出力する基盤を整備し、2026年11月の本稼働を予定しています。資金動向システムについても50種類の帳票出力に対応する基盤を整え、2027年4月の公開を予定しています。
本稼働前の現時点でも、ServiceNowに機能を集約しBoxとの連携も図ることで、Boxへの文書保存が自動化されるなど、業務効率化の効果が表れています。SVF CloudはPoCの段階から安定して稼働しており、ServiceNow側のカスタマイズを必要最小限に抑えながら、帳票やレイアウトを一元管理できる体制を実現しました。
また、農林中央金庫グループでは、これまで自らServiceNowやBoxを導入・活用するなかで、業務整理やシステム構築、利用の定着、運用改善などの知見を蓄積してきました。こうしたノウハウを外部向けのビジネスとして展開していく方針です。
農林中央金庫 ビジネス共創部 中川氏のコメントをご紹介します。
「外部企業へのServiceNowやBoxの導入支援の取組みを2025年4月から開始しています。ServiceNowやBoxのライセンス提供だけでなく、導入前の業務整理や構想策定、実装、導入後の活用・定着など、ユーザーとしての実体験に基づき、お客様と伴走できることが私たちのセールスポイントです。自社で実際に悩み、試行錯誤しながらDXを進めてきたからこそ、導入時につまずきやすいポイントや、現場に定着させるための工夫もお伝えできます。この経験を活かし、自社の取組みだけに留まらず、今後もお客様の業務変革と新たな価値の創出を目指していきます」

■本プレスリリース発表に伴うエンドースメントをご紹介します。
農林中央金庫様におけるServiceNowとSVF Cloudのご導入事例の公開を心より嬉しく思います。プラットフォーム本体のカスタマイズを最小限に抑えながら、専門特化型ソリューションとの連携によりスケーラブルなアーキテクチャを構築するアプローチは、日本企業のDX推進における一つのベストプラクティスとなるべきモデルだと考えます。今後もウイングアーク1st様と共に日本のお客様のDX推進に貢献してまいります。
ServiceNow Japan合同会社 常務執行役員 グローバル・パートナーシップ&チャネル Japan統括 渡部 洋史 氏
■農林中央金庫について
設立 :1923年
本店所在地:東京都千代田区大手町1-2-1
事業内容 :食農ビジネス、リテールビジネス、投資ビジネスの3つのビジネス領域を展開。
・食農ビジネス:食と農林水産業のファーストコールバンクとして、お客さまの課題解決に取り組み、新たな価値を共創
・リテールビジネス:JAバンク・JFマリンバンクの一員として様々な金融機能を提供
・投資ビジネス:JAバンク・JFマリンバンクの運用の最終的な担い手として安定した収益を追求
URL :https://www.nochubank.or.jp
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
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