山形銀行が預貸金残高管理などの定型報告業務を自動化・効率化 「MotionBoard」「Dr.Sum」で営業店間と本部で最新データをリアルタイム共有、作業の効率化をAIアシスタントが支援
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、株式会社山形銀行(以下、山形銀行)が、BIダッシュボード「MotionBoard」とデータ分析基盤「Dr.Sum」を導入し、営業店の預貸金残高管理および着地シミュレーションをはじめ、預かり資産管理顧客の整備、移管調整、特定先の残高管理などの業務の効率化・自動化をはかり、本部への報告業務の工数削減を実現したことをお知らせします。
同行では、多様な課題に応じて30種類以上のダッシュボードを内製しており、構築にあたり「AIアシスタントfor MotionBoard」 を積極的に活用し、効率的に必要な情報を収集するなど作業の効率化に取り組んでいます。紙ベースの報告ゼロを目指し、データ活用による業務効率化と営業力強化に取り組み、業務変革を推進しています。

■背景
山形銀行では、営業店ごとにExcelで預貸金の計数管理や着地予測などを行っていましたが、行内に散在するデータの収集や加工など担当行員が手作業で行っていたほか、預かり資産管理顧客の整備や移管調整などで営業店間の頻繁なやりとりが発生していました。また本部への報告業務にあたりデータ整備などの作業負荷がかかっていました。
この問題を解決すべく、2023年4月に発足したDX推進プロジェクトのもとで、データ活用による業務効率化と営業力強化を目指し、データ分析基盤およびBIツールの導入検討を進め、MotionBoardおよびDr.Sumが採用されました。
採用のポイントは以下です。
・直感的な操作によるデータ可視化に加え入力機能を備えるMotionBoard
・データマートとして必要な情報を一箇所に集約できるDr.Sum
■導入効果
2024年6月よりシステムの試行を開始し、同年10月に正式運用へと移行、ダッシュボード上で営業店間と本部で、案件情報の最新状況のデータをリアルタイムに共有できるようになりました。年4回実施されていた本部への報告作業も廃止され、営業店と本部の双方の様々な業務の効率化を実現しました。
・預貸金残高管理および着地シミュレーション
毎朝約30分間をかけて行っていたデータ取得およびExcelへの転記、貸出の実行予定や回収予定額の入力などの手作業がなくなり、全行でリアルタイムに共有できるようになりました。
・預かり資産の管理顧客整備
営業店間で顧客情報をリアルタイムに確認できるため個別に連絡する必要がなくなり、本部側における業務効率化や業務品質向上にも寄与しています。
・貸出金の移管調整
移管債権を本部側で特定し、平残や利息額などの調整値を自動算出することで、以前は営業店間で行われていた調整やデータ確認や本部の報告業務が削減されました。
・特定先の残高管理
明細別や個社別といった柔軟な切り口で残高管理が可能になったほか、取得した日足データをDr.Sumに蓄積することで、過去デーにさかのぼった自由自在な検索も実現しています。
■事例紹介
URL:https://www.wingarc.com/product/usecase/1380.html
■株式会社山形銀行について
創立 :1896年(明治29年)4月14日
所在地 :山形市七日町三丁目1番2号
事業内容:預金、融資、為替、有価証券投資、金融商品仲介、コンサルティング業務
URL : https://www.yamagatabank.co.jp/
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
お問い合わせフォーム
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。