藤田金屬株式会社が、紙帳票の電子化とWeb配信で投資額回収を上回る年間約1,700万円のコスト削減
クラウド帳票サービス「SVF Cloud」と電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」で 電帳法対応のデジタル帳票基盤を構築
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤、以下ウイングアーク1st)は、鋼材の加工、販売、レンタルを網羅する鉄の総合商社である藤田金屬株式会社(以下、藤田金屬) が、請求書・納品書の電子化およびWeb配信にあたり、クラウド帳票サービス「SVF Cloud」と電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を導入したことをお知らせします。
■背景
鉄鋼メーカーから製造・建設業などのお客様をつなぐ鉄鋼商社である藤田金屬は、大企業から中堅・中小企業まで2千数百社におよぶ取引先に対して、ドットプリンターと複写紙の連続帳票を使用して、月間2,000通を超える請求書、約20,000通もの納品書を作成していました。毎月20日および月末の締め日には大量の帳票印刷に加え、手作業による切り離しや仕分け・封緘・郵送といった作業が全国の21ヶ所の営業所で発生し、さらには保管・廃棄といった煩雑な業務も発生していました。
藤田金屬は、中期経営計画の基本戦略の1つとして「業務の改革と品質の向上」を掲げており、インボイス制度や電子帳簿保存法の改正への対応に備えたIT・デジタル化の推進による業務改革として、これらの帳票の電子化および請求書・納品書のWeb配信に取り組みました。
導入した主なポイントは以下です。
・帳票の電子化に向けた柔軟な帳票設計や運用が行える「SVF Cloud」
・大量の請求書・納品書配信に耐えうる「invoiceAgent 電子取引」の高い処理能力
・インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した文書の管理・保存が可能な「invoiceAgent 文書管理」
■導入効果
請求書・納品書の電子化およびWeb配信は2023年10月に本番運用を開始しました。2024年3月現在、2千数百社の9割以上の取引先に対して、請求書、納品書、ロス買取明細書、加工報告書の4種類の帳票が月間で約20,000通Web配信されています。全国21ヶ所の営業所で各2名以上の担当者、および本社担当者を含めた約70名がinvoiceAgentのユーザーとなり、請求書・納品書の確認を行っています。
導入の効果は以下です。
・取引先への帳票類のWeb配信を実現し、紙・郵送・印刷・保管・廃棄等の実コスト約500万円、管理運用にかかわる人件費約1,200万円、合計で投資額回収を上回る年間約1,700万円のコスト削減を実現
・電子帳簿保存法への完全対応に向けたデジタル帳票基盤の構築により、生産性の高い帳票運用を実現
・帳票の電子化により社内業務の標準化が進み検索性が向上したことで、監査業務の効率化が図られるなど、ガバナンス強化も実現
・最大で半日以上かかっていた請求書、納品書、ロス買取明細書、加工報告書の発行、郵送が不要になり、担当者の作業負担を大幅に抑制し業務を効率化
Web配信を検討する際は、これまで事業部ごとに個別最適化されていた業務フローも含めた運用の標準化に取り組み、経理部門の担当者を含め、現場部門と情報システム部との間でニーズのすり合わせや調整を行うなど、社内体制の構築にも注力し、円滑なプロジェクト推進をはかりました。
また、導入にあたりウイングアーク1stの専任のカスタマーサクセスマネージャー(CSM)が導入後の目標設定からシステムの初期構築、ビジネスの成果創出までを支援する「オンボーディングプログラム」を活用、運用に必要なスキルの取得に積極的に取り組み、スムーズな導入と安定的な運用を実現しています。
■事例紹介
https://www.wingarc.com/product/usecase/1088.html
■藤田金屬株式会社について
創 業 :1892年
所在地 :新潟市中央区(本社)
事業内容:各種鋼材の販売・加工、土木・建築用重量・軽量仮設材のレンタル、各種設計・施工
https://www.fujita-kz.com/
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
お問い合わせフォーム
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。