三井屋工業が、「MotionBoard」を導入し生産実績管理システムを構築 スマートファクトリー推進にカメラの映像データを活用
不良率を4.0%から0.4%に改善、工場の生産性が200%向上
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤、以下ウイングアーク1st)は、三井屋工業株式会社が生産実績管理システムを構築するにあたり、BIダッシュボード「MotionBoard」を導入したことをお知らせします。
【背景】
創業75周年を迎える自動車の内外装部品メーカーである三井屋工業では、これまで工場の稼働状況や生産データの管理を紙の作業日報で行っていました。作業工程や管理に無駄が生じ、不良率を正しく把握できない状況にあり、コミュニケーションエラーや不良率悪化などにより生産性が低下していたため、作業日報アプリの展開によるデジタル化など業績改善に取り組んでいました。
2021年4月の東北エリア(山形県米沢市)への新工場建設を機に、まず新工場でデジタル化を進め、その成果を本社工場に横展開する形でスマートファクトリー化を推進するにあたり、ダッシュボードとして「MotionBoard」を導入しました。
「MotionBoard」導入ポイントは以下です。
・豊富なチャート表現のダッシュボード
・国産ベンダーによるサポート体制
・カメラ連携機能
【導入効果】
生産実績管理システムは、製造現場マネジメントを行うための製造現場DX支援ツール「HiConnex(ハイコネックス)」(※1)として2019年より稼働を開始しました。設備データ、センサーデータ、定点カメラのデータなどをリアルタイムに取得し、生産情報や不良情報が「HiConnex」に集約され、「MotionBoard」のダッシュボードで確認できます。進捗管理画面やKPIとの比較画面などのダッシュボードが工場中央に設置されたディスプレイに表示されているほか、オペレーションの現場では製造ラインごとにタブレットが設置されています。
・不良が発生した際の情報を集約・分析して対応した結果、不良品率が4.0%から0.4%に大幅に改善され、生産性が200%向上しました。
・異常が発生した時は、作業者がタブレット上のボタンを押すことで、管理者のスマートウォッチに異常発生の連絡が届き、迅速な対応が可能になりました。
また工場の更なるスマート化に向けて、「MotionBoard」のカメラ連携機能を活用、クラウド録画カメラ(セーフィー株式会社)を使い2023年3月より稼働を開始しました。映像データの活用により障害の原因を特定できるなど一定の成果が出ています。
※1 三井屋工業の親会社であるセレンディップ・ホールディングス株式会社がサービス展開しています。
■事例紹介
https://www.wingarc.com/product/usecase/904.html
【三井屋工業株式会社について】
設立:1948年2月
所在地:愛知県豊田市
事業内容:ラゲージやデッキなどの内装部品や、リアホイルハウスライナー・フェンダーライナーなどの自動車の外装部品を製造。吸遮音や制振、軽量化やリサイクルを徹底的に追究した樹脂成形技術を有し、人体に優しいことはもちろん、環境にも優しい製品開発を行っています。
https://mitsuiya.jp/
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TEL:03-5962-7300
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