セラミックス製品を手掛ける日本特殊陶業株式会社が、製造現場におけるIoTプラットフォームのデータ活用に「Dr.Sum」「MotionBoard」を導入
生産設備の稼働率を改善し、スマートファクトリーを推進
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、セラミックス製品を手掛ける日本特殊陶業株式会社(以下、日本特殊陶業)が、生産設備の稼働率改善をはかるためのIoTプラットフォームのデータ活用にあたり、データ基盤ソリューション「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を導入したことをお知らせします。
【背景】
日本特殊陶業は、エンジン内で混合気に点火する自動車用スパークプラグの世界的メーカーとして知られ、ニューセラミックとその応用商品など、セラミックス製品の製造・販売を中心に事業を展開し、日本および海外の拠点は世界21か国に及びます。同社では、スマートファクトリー実現を目指し、製造の生産安定化や稼働率向上に向けて工場のIoT化を推進してきました。しかし、IoT機器を導入し各種生産設備から情報を取得しているものの、データの収集と加工に時間がかかり、そのデータの活用や分析が十分に行われておらず、問題が発生した際にその原因の詳細を把握しにくいことが課題となっていました。
そこで、製造におけるIoTデータ活用による生産性向上を目指すため、BIツールの活用を検討し、使い慣れたExcelインターフェイスでデータを分析でき、リアルタイムにデータを可視化できる「Dr.Sum」「MotionBoard」を導入しました。
【導入効果】
各種生産設備によりデータ規格が異なるため、日本特殊陶業では各設備からデータを取得する際に、あらかじめデータの規格を統一し、2021年3月より本格稼働を開始しました。データを「MotionBoard」でリアルタイムに可視化し、「Dr.Sum」で詳細を分析できる環境が整ったことで、問題が発生した際にその原因の特定と改善がしやすくなり、その結果、生産設備の稼働効率が改善されました。
生産現場では「MotionBoard」のダッシュボードが工場モニターに表示され、詳細な分析が必要な時は、「Dr.Sum」の集計レポーティングツール「Dr.Sum Datalizer」を利用しデータを深堀りすることができます。各種データを見ながら現場の管理職と担当者が原因を把握しやすくなったことで、精度の高い業務改善がはかられました。特別な知識やスキルが必要なくExcel上で作業できますが、操作方法のレクチャーを継続的に実施したことで、現在では導入部門全体の約70%が利用しています。
今後、日本特殊陶業は、データ取得の規格を標準化して、他の部署や海外拠点にも「Dr.Sum」と「MotionBoard」の導入の展開を検討しているほか、品質系のデータや機器保全のデータの活用も視野に入れており、スマートファクトリー化の実現に向けた積極的な取り組みを展開していく予定です。
■事例紹介
https://www.wingarc.com/product/usecase/317.html
【日本特殊陶業について】
1936年設立、スパークプラグや内燃機関用関連品、ニューセラミックとその応用商品など、セラミックス製品の製造・販売を中心に事業を展開、特にスパークプラグは世界シェアナンバーワンの実績を誇る。生産・販売ネットワークのグローバル展開をはかり、日本および海外の拠点は世界21カ国に及ぶ。
URL: https://www.ngkntk.co.jp/
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ウイングアーク1st株式会社
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