次世代型施設園芸農業を研究する高知工科大学が 農業データ活用プラットフォームにBIダッシュボード「MotionBoard」を活用
農業データの統合管理システム構築により農家の収益最大化を推進
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:田中 潤、以下 ウイングアーク1st)は、バイオマス発電とハウス設備の統合管理による、複合型施設園芸を進めている高知工科大学が、IoP(Internet of Plants、以下 IoP)を通じた農業データの活用プラットフォームとしてBIダッシュボード「MotionBoard」を導入し、ダッシュボード画面を農家向けに開発したことをお知らせします。
【背景】
2018年に始動した「IoPが導くNext次世代型施設園芸農業への進化プロジェクト」において、高知工科大学は、農家の収益最大化を大目標とし、バイオマス発電やIoPを支える統合管理システムの構築に着手してきました。その中で、ハウス内のCO2濃度、温度、湿度、日射などの環境データをリアルタイムに管理することや、ITの専門家ではない農家によるスムーズかつ簡単なデータの分析・活用の実現が課題になっていました。
【導入効果】
高知工科大学が「MotionBoard」上で開発したダッシュボード画面
高知工科大学は、収集したデータを様々な切り口で可視化・分析するだけでなく、柔軟性と拡張性を持つ「MotionBoard」を2020年3月に導入しました。導入後、高知工科大学がダッシュボード画面を農家向けに開発したことで、次世代型施設園芸農業のライフサイクル全体を網羅する統合管理システムのプロトタイプが完成しました。このプロトタイプは、ハウス内の各種環境データを監視・管理し、適切な栽培を行えるシステムの構築や排熱のハウスへの二次利用、農作物の出荷・栽培やそれにかかる人件費などの経営指標を一気通貫してデータ分析し、可視化をする仕組みを構築しています。これにより、農家が状況に応じて主体的にBIダッシュボード画面を制作・更新できる環境が実現しました。また、的確な環境制御を行うことで、農家は安定した出荷量を得られるようになり、収益最大化を図ることが可能になります。
「MotionBoard」は、今後とも農業分野におけるデータ活用を推進し、農家の収益最大化に貢献してまいります。
■事例紹介
https://www.wingarc.com/product/usecase/298.html
【高知工科大学について】
開学:1997年4月
所在地:高知県香美市土佐山田町宮ノ口185
大学概要:システム工学群・環境理工学群・情報学群、および経済・マネジメント学群という、理系・文系にわたる4学群を擁する。「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学をめざす」という高い志を掲げ、クォータ制などの先進的な教育システムをいち早く取り入れ、公立大学法人という強固な基盤の上に大学運営を進めている。
URL:https://www.kochi-tech.ac.jp/
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ウイングアーク1st株式会社
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