京都産業大学が帳票システムに「SVF」を採用
~Webシステムへの移行やUnicode対応により、長期にわたる運用の継続が可能に~
ウイングアーク1st株式会社
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、京都産業大学が2014年から2018年までの5ヶ年計画で進めている基幹業務システムの再構築にあたり、帳票システムとして帳票基盤ソリューション「SVF」を採用したことをお知らせします。
【京都産業大学について】
経済学部、経営学部、法学部、外国語学部、文化学部、理学部、コンピュータ理工学部、総合生命科学部の8学部および大学院を擁する総合大学で、2017年には新たに現代社会学部の開設を予定しています。宇宙物理学者・荒木俊馬氏の建学の精神を今に受け継ぎ、更なる高みに挑戦する気概を持って世界に雄飛していく次世代型リーダーの育成を目指しています。
【背景】
京都産業大学は、2014年から2018年までの5ヶ年計画で、基幹業務システムの再構築を進めています。同学の情報センターでは、「長期にわたって安定したシステム運用を継続する」という目標を掲げ、基幹業務システム再構築を進めています。この計画を推進する中で、重要なポイントだったのが帳票の扱いでした。
同学の基幹業務システム上では約500種の帳票フォームを運用していますが、既存の開発環境に付属している帳票ツールは、帳票フォームをひとつ設計するのに数日を要することも珍しくありませんでした。基幹業務システムの再構築を進めつつ、同時に500種におよぶ帳票フォームの再設計・移行は、工数が膨らみすぎるという問題があったことから、新たな帳票システムの導入を決断し、以下をポイントとして製品選定に着手しました。
■選定ポイント
・帳票フォーム移行におけるスピード
ノンプログラミングで設計できること。
・帳票システムの独立性
開発環境やデータベースなどの基盤のバージョンアップやリプレースの影響を最小化するためにも、帳票システムは基幹業務システム本体から切り離して、疎結合で連携させる。
・Unicodeへの対応
多くの国々からの留学生を受け入れていることもあり、シフトJISでは扱えなかった氏名を正しい言語や字体で表記するためのUnicodeへの対応。また、独自に作成した外字の管理コスト削減のため、Unicode規格であるIVS(異体字セレクター)への対応。
これらの条件をすべて満たす帳票システムとして、同学は「SVF」の採用を決定しました。
【導入効果】
基幹業務システム再構築プロジェクトも中盤に差し掛かり、2016年春からは寄付金システムや入学検定料収納システムなど一部のシステムが本番稼働を開始しています。これにあわせて「SVF」を用いて再設計・移行を行った帳票フォームの運用も始まっています。帳票フォームの移行については、「SVFX-Designer」を使用することにより、従来に比べ帳票フォーム1本あたりの作成時間は1/10以下になっています。
また、基幹業務システムの帳票システムとは別に、大学が自己点検・評価活動において作成している「自己点検・評価報告書」や教員個人の「教育業績」などの数百ページにわたる文書を自動PDF化するシステムに「SVF」を活用しています。具体的には、CSVファイルを介して原稿の元データを「SVF」に送るだけで、自動的にこの規定フォーマットに沿ってレイアウトを整えてPDF化するとともに、必要な部分だけを抜粋してWebシステムに表示する仕組みです。「SVF」の活用により、システム開発コストを約20%削減しました。
【今後の計画】
同学は、学生のキャンパスライフを支援する制度として、奨学金や短期貸付金制度、学生健康保険互助会制度といった様々な制度を充実させています。これら制度の利用時のほか、施設・設備の利用や各種証明書を請求する際にも所定の用紙による申請時に「SVF」を活用することで、事務手続きを簡素化と学生サービスの更なる改善へつなげていく考えです。
<情報センター 課長補佐 平野 伸明様のコメント>
「SVFX-Designerを使用すれば、グラフィカルな操作で直感的に帳票フォームを作成することができ、スムーズに移行が進んでいます。実際の作業にあたっているのは、プログラミングなどの専門的なITスキルを持たない事務職員ですが、設計仕様を渡せば翌日には5本分くらいの帳票フォームが完成しているという具合です。従来と比べると、帳票フォーム1本あたりの作成時間は1/10以下になっています。」
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー
TEL:03-5962-7300 FAX:03-5962-7301
<本件に関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社 広報担当 山本・高橋
TEL:03-5962-7300 FAX:03-5962-7301
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