ウイングアーク、新バージョン「SVF Ver9」の第二弾、運用系ツール製品群を出荷
帳票データを軽量化、約1/5の処理時間で印刷が可能
印刷性能とユーザーインターフェイスの操作性を改善
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade」(以下、SVF)の新バージョン「SVF Ver9」の第二弾として、運用系ツールの製品群を、9月8日より出荷開始することを、お知らせいたします。
SVF Ver9は、国内・海外を問わず、多様化する帳票運用環境に柔軟に対応するため、グローバルな業務現場の運用ニーズに即応でき、安定・安心・安全な運用を実現する総合帳票基盤の強化をはかることを目的に機能強化されました。
このたび、第二弾として発表する製品の強化ポイントは以下のとおりです。
■帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise」(以下、RDE)
RDEは、帳票データの文書管理とプリンター管理の一元化により帳票運用の一極集中を実現し、拠点に分散する印刷システムを解消して運用管理を統合集中化、さらに既存資産の有効活用と運用保守の大幅な削減を実現する帳票統合スプールサーバーです。製品価格:300万円~(税別)
<ログの洗い替え>
日ごとや時間ごとなど、設定する一定の期間で、RDEが出力する各種ログを、洗い替えできるほか、ログの保存日数を指定できるようになりました。これにより、帳票出力ログデータを必要に応じて、保存することができます。
<ユーザーインターフェイスの改善>
JavaアプレットベースのGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)を、グラフィックの品質を向上させ高パフォーマンスを保つことができるWPFベース(※1)に刷新しました。RDEの環境設定画面やユーティリティ画面、スプーラーステータス画面などをWPF化し、設定するプロパティごとグループ分けして表示できるほか、項目タイトルの表示内容を見やすくするなど、視認性を向上し、ユーザーインターフェイスの操作性を改善しました。
<帳票印刷機能の改善と強化>
・EMF印刷の印刷速度向上のため、SVF EMFPLUS機種を新たに追加したことにより、性能を向上しました。
[グラフィックモードで作成した帳票を、EMFとEMFPLUSでテスト比較した場合]
→スプールデータが約1/25に軽量化され、約1/5の時間で印刷処理することができ、印刷性能が大幅に向上しました。
・トナーセーブ機能を追加しました。(RPCS/LIPS4/ART4)
・用紙種類指定印刷機能を追加しました。(RPCS/LIPS4/PS)
<グローバル帳票運用>
・新たにタイ語に対応し(これまでの中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語、チェコ語、フランス語、英語、日本語とあわせ8ヶ国語に対応)、多言語チャート帳票の運用を実現します。
・印刷データにフォントを埋め込む'フォント埋め込み出力(PostScript)'や、SVFサーバーからプリンターにフォントをダウンロードして印刷する'フォントダウンロード(PCL5/)'により、フォントを搭載していないプリンターから印刷することが可能になります。これにより、海外拠点などでプリンター環境に依存することなく必要な帳票を出力することができます。
・世界流通標準化機関が標準化した新規格バーコード「GS1 DataBar(※2)」に対応し、物流業務をはじめ今後さまざまな分野で普及が見込まれるバーコードを帳票に展開することができます。
・サロゲートペア機能強化により、SVFの内部処理および出力によって、サロゲートペア領域の文字をそのままの文字コードで扱い出力できます。これにより扱うことができる文字数が大幅に増えました。
■SVF Connect SUITE Standard
SVF Connect SUITE Standard は、Javaや.NET Framework上のアプリケーションやホスト、ERP等の上位システム、またアプリケーションサーバーと帳票サーバー間の連携をノンプログラミングで実現し、用途に応じた帳票出力機能を実装できるシステム連携専用の帳票ソフトウエアパック製品です。製品価格:100万円~(税別)
SVF Ver9製品群に対応したほか、Universal Connect/Xでサロゲートペア文字に対応したことに伴い、設定ファイルやログファイルの文字コードがUTF-8になりました。
なお、「SVF Ver9」の製品機能については、下記URLをご参照ください。
http://www.wingarc.com/product/svf/lineup/svf_v9.html
1995年にSVFが誕生して2010年で15周年を迎えました。今後も引き続き業務現場の開発工数削減、ビジネスの効率化に貢献できる製品・サービスを展開してまいります。
※1:WPF(Windows Presentation Foundation)
Microsoft社がWindowsシリーズに搭載を進めている、グラフィックス表示やユーザーインターフェイスなどに関する処理をまとめたソフトウェアコンポーネント。また、プログラムからそれらを利用するためのプログラミングインターフェース(API)。
※2:GS1 DataBar
世界流通標準化機関が標準化したシンボルです。一般消費財をはじめ、全ての商品のマーキングに利用できる標準シンボルです。標準化以前は「RSS」と呼ばれていましたが標準化に合わせて「GS1 DataBar」として統一されました。標準化は 2010年1月1日 です。
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