コクヨS&Tとウイングアーク、情報トレーサビリティ分野で協業
~帳票基盤ソリューション「SVF」と情報トレーサビリティサービス「@Tovas」が連携~
コクヨ株式会社
コクヨS&T株式会社
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
コクヨグループのコクヨS&T株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:森川卓也、以下コクヨS&T)と、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:内野弘幸 以下ウイングアーク テクノロジーズ)は、情報トレーサビリティサービス(※1)「@Tovas(あっととばす)」(以下:@Tovas、※2)とウイングアーク テクノロジーズの帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade」(以下:SVF、※3)が製品連携したことを発表します。
この製品連携により、SVFより出力される帳票ファイルを情報トレーサビリティが確保された状態(証跡記録が行われた状態)で配信し、内部統制に求められる行為の正しさ、「いつ・誰が・何を」送り、それが「受け取られたのかどうか」の証明が可能となります。
また、@Tovasは、SVFで作成した帳票ファイルを1つのプラットフォームで「データ送信」と「FAX送信」の両方に送信可能で、以下のような帳票ファイルに関わる多様なニーズに応える環境を提供します。
1.運用一元管理
これまで帳票データのデータ送信とFAX送信の構築にはそれぞれ専用サーバを利用するなど膨大な開発工数が必要でした。本連携により初期費用の低減と運用コストの削減をはかります。
2.開発生産性の向上
運用後のメンテナンスを容易に行えるSVFで帳票の短期開発を行うことで、紙を中心とした業務フローから電子を中心とした業務フローへスムーズに移行させることが可能です。
3.ドキュメントの到着確認
メール・FAXのインフラを使いながら、確実にドキュメントの到達確認を行うことができます。
○提供開始予定:2008年10月6日~
○製品価格
・@Tovas
50,000円(消費税別/システム接続利用料・月額)~
・e-SYOHSI Command Executor(連携製品・コベルコシステム社製)
500,000円(消費税別/1サーバ1CPU)~
・SVFX-Designer
500,000円(消費税別/1クライアント)~
・SVF for PDF
Windows版、Linux版:800,000円(消費税別/1サーバ1CPU)~
UNIX版: 200,000円(消費税別/1サーバ1CPU)~
○2008年度導入目標:20社
なお、両製品の連携詳細については下記URLをご参照ください。
http://www.wingarc.com/iwld/attovas/
連携製品のイメージ
本製品連携による具体的なメリット
1.導入時の開発工数の大幅削減(▲50%)
PDF帳票配信の「自動化」を実現するために、従来必要であった顧客のシステムに合わせる際の開発が不要となります。これにより従来比で約半分(50%)程度の工数・コストで実装可能となります(当社、従来提供システムと比較)。またシステム変更時にも設定変更のみで対応可能なため、追加のコストが不要です。その他、システム障害発生時の問題の切り分けについても容易に行うことができ、情報システム管理者の運用負荷が大幅に削減されます。
2.環境負荷の低減(ペーパーレス化促進)
紙の帳票類を電子化することにより、自社の帳票類の「ペーパーレス化」が実現するだけでなく、取引先企業内におけるペーパーレス化を促進することが可能となります。コクヨグループ内においては、本取り組みにより年間50万枚以上の紙の削減を実現しております。
3.内部統制の強化(外部フロー含む証跡記録の実現)
従来型のメール添付配信等で課題となっていた「証跡記録」についても、@Tovasの情報トレーサビリティ機能(リアルタイムトラッキング、受信状況記録)により、内部統制の大幅な強化が実現します。ユーザーは証跡記録の「正しさ(非改ざん性)」について意識することなく、スムーズに「紙」から「電子」へ帳票伝達を移行でき、コンプライアンス上も堅実で安心できる運用が実現できます。
本製品連携に関するユーザーの理解を図るため、実際のデモンストレーションを含めた製品紹介セミナーを、以下の通り開催します。
■タイトル
外部帳票配信インフラで、業務効率UP! セキュリティを一挙解決!内部統制時代の先端事例セミナー
■概要
メール・FAXのインフラを使いながら、工数をかけず安全にノンプログラミングで自動的にお客様へドキュメントの到達確認ができる、SVFと@Tovasの連携による新たな情報配信モデルを先端事例を交えてご紹介します。
■開催日
2008年11月7日(金)
■時間
15:00~17:25(受付開始 14:30)
■受講料
無料
■会場料
ウイングアーク テクノロジーズ セミナールーム
東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700
■お申込みURL
http://www.wingarc.com/product/svf/seminar/information.php?f_id=121
注1:情報トレーサビリティサービスについて
インターネット経由で利用できるASP・SaaS型で提供しているサービスです。企業からの情報送受信について『いつ、誰が、何を、誰に、どのように送信し・先方は受信したかどうか』といった流通情報(情報トレーサビリティ)を、第三者証明が可能な状態で記録・管理できることが最大の特長です。内部統制やJ-SOX法に規定される「情報と伝達」に関する管理・統制・モニタリングの実装を実現できます。具体的には、送達状況(受信確認)までリアルタイムでトラッキングが可能な状態になり、内部統制で要求される「監査証跡」が記録される形です。
注2:@Tovas(http://www.attovas.com)について
「@Tovas(あっととばす)」は、企業から外部に発信される文書の「流通情報の記録」に特化したインターネットサービスです。基幹システムや業務アプリケーション、電子メールといった日常使用されている業務インフラに連携することで、生産性の向上やセキュリティの強化、また内部統制に有効な形での「監査証跡の記録」を実現します。
利用するユーザーはハードやソフトを購入する必要なく、契約後からサーバ機能を利用することができます。これにより、パソコンで作成したデータを、高品質なFAXとして直接ペーパーレス送信することや、重要かつ大容量データの受け渡しをセキュリティが確保された状態で行うことが可能になります。且つそれらについての「情報トレーサビリティ(=情報の授受に関する足跡管理)」の確保がわかりやすく実装されており、「@Tovas」空間を経由して送受信された伝達事実(いつ、誰が、何を、どのように送ったか、それは受信されたかどうか)が、第三者機関(総務省、法務省、経済産業省認定の特定認証機関)での電子公証対象として証明可能になっています。その他、「@Tovas」の送信機能は、公正取引委員会による「電磁的記録による書面の交付」にも完全対応しています。
2008年7月2日に総務省の推進する「ASP ・ SaaS安全 ・ 信頼性に係る情報開示認定制度」を取得済みです。また2008年9月現在で300社以上(利用者数12,000人以上)の企業が契約・利用しています。詳しい情報は、http://www.attovas.com/をご覧ください。
注3:Super Visual Formade(SVF)について (http://www.wingarc.com/product/svf/)
Super Visual Formadeはウイングアーク テクノロジーズが提供する帳票基盤ソリューションです。企業システムに欠かせない帳票運用の短期構築をはかり、業務負荷軽減と高い精度とパフォーマンスを備えた帳票作成を実現します。また業務用途にあわせ、PDF・大量出力・Webからのクライアント印刷・メール・ FAXなど、運用にあわせた幅広い帳票運用環境を提供します。導入実績16,000社(2008年2月現在)。
コクヨS&T株式会社について(http://www.kokuyo-st.co.jp/)
コクヨS&T株式会社は、コクヨ株式会社の「分社・持株会社」への移行に伴い、平成16年10月に発足しました。コクヨ株式会社は明治38年の創業以来、文房具・事務用品の総合メーカーとしてさまざまなお客様に快適なオフィス支援サービスを提供しています。快適で能率の高いワークスタイルを常に考える中で、平成16年より@Tovas(あっととばす)のサービス提供を開始しました。
コクヨS&T株式会社
東京都港区港南1-8-35
ドキュメントソリューション事業部 @Tovas事業開発部
TEL:0120-594-550
URL:http://www.attovas.com/
コクヨグループ広報担当(東京)
TEL:03-3473-6324 (平岩、海老澤)
コクヨグループ広報担当(大阪)
TEL:06-6976-1277 (竹房、佐々木)
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700 FAX:03-6710-1701
E-mail:tsales@wingarc.co.jp
URL:http://www.wingarc.com/
広報担当 (小田嶋)
TEL:03-6710-1700
E-mail:pr@wingarc.co.jp