酒類卸の老舗『升喜』、利益管理システムのデータ管理にウイングアークの多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum EA」製品を採用
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都港区 代表取締役社長 内野弘幸)は、酒類卸の老舗『升喜』の取り組む利益管理システムにおいて、多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum EA(ドクター・サム・イー・エー)」が採用、導入され、2006年度内に全社規模での導入環境を予定していることを、お知らせいたします。
升喜では、酒類販売店の増加や、メーカーと販売店との直接取引など業界の業態形態が日々変化するなか、経営トップの指示により数年前から営業活動把握の指標を、売上高から純利益にシフトさせていました。升喜 情報システム部では、業務を可視化し経営の実情を把握し正しいアクションを取れる体制を確立するためにも利益分析が行えるIT基盤が必要不可欠と考え、利益管理システムを構築しました。しかし、利益分析の環境は整ったものの、データ加工に一週間以上の時間がかかり、利用者の細かな要望に対応できない、リアルタイムで対応できないという問題がありました。そこで升喜 情報システム部では、業務変化に対応でき経営情報を可視化するデータ分析ツールの導入を検討し、通年で1500万件を超えるデータ容量でも瞬時にデータ分析できるウイングアーク テクノロジーズの「Dr.Sum EA」が2004年春に採用されました。
「Dr.Sum EA」が採用された理由は以下の通りです。
1. 高速な分析処理スピード
2. マニュアルなしで活用できる使いやすさ
3. 自在なドリルダウン・ドリルスルー分析
4. 情報システム部門の手間がかからない
5. 集計・分析データをExcel、CSVファイルとしてエクスポートできる
「Dr.Sum EA」を導入した結果、経営幹部、支店長が出席する月に一度の定例の目標進捗会議は、各自が事前に共通の進捗データをもとにDr.Sum EAで集計した月次結果をスクリーンに映しながら進めることで、迅速なアクション体制が整っただけでなく、会議資料のペーパーレス化が実現されました。また、各部門で細かな利益検証ができるようになり、成功している支店の取り組みをナレッジとして他の支店が活用するような動きもあらわれ、より効率的な業務運用がはかられました。更に、発注データの取り扱いで発生する人的なオペレーションミスの早期発見にも役立っています。
また、実際に「Dr.Sum EA」を利用するユーザ様より、「分かりやすく簡単に操作できる上に、思考を止めずに分析ができる」との評価を頂いています。
『升喜』では、経営幹部、管理職、営業部門を中心に約1/3の社員が「Dr.Sum EA」を活用しデータ分析を行い、可視化された売上動向データを元にした緻密なデータ分析と迅速なアクションによって順調な利益増加を実現しています。今後は、什器類の新提案とともにマーケティング分野での活用を視野にいれ、2006年内に全社での運用を予定しています。
ウイングアーク テクノロジーズは、企業システムのデータの有効活用において、営業担当者から経営層まで全社で利用できる「Dr.Sum EA」によるデータ活用ソリューションをご提案し、お客様にあわせて価値あるソフトウエアをお届けしてまいります。
【株式会社升喜について】
株式会社升喜は、酒・食品の専門商社として"親切・信用"をモットーに創業130余年の伝統を築き今日に至っています。長い歴史の中で培われた信用・知識を基に、規制緩和や新商品の登場など現在のダイナミックに変化するこの業界を大きなチャンスと捉え、顧客への大胆な提案や先端物流システムの導入など会社を挙げて取り組んでいます。
メーカーと小売店のリテールサポートとして、エンドユーザーである消費者の心を動かす、商品の企画・開発・育成をメーカーと一緒に考えたり、また、小売店と共にイベントや売り場作りなどを積極的に提案していき、単なる商社としてではなく独自の存在価値を築くことに取り組んでいます。
【Dr.Sum EAについて】
Dr.Sum EAデータ活用ソリューションは、ITを経営や業務の現場に役立てるために、動的多次元高速集計検索エンジンDr.Sum EAをコアに、企業に蓄積されるデータを自在に集計・加工して、利用者に応じて一貫したデータ活用を実現する環境を提供しています。
Dr.Sum EAは、サーバソフトウエアとクライアント(利用者)PC用のExcelインターフェイス(無償Excelアドインモジュール)で構成され、サーバソフトウエアは、大容量データを蓄積したデータベースからユーザが指定した角度でデータを切り出して動的にキューブ(多次元データベース)を生成します。利用者は、使い慣れたExcelを操作する延長線上で、ドリルダウンやドリルスルーなどの機能を使ってサーバで集計されたデータをExcelのシートに表示し、さらに集計し分析することができます。
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
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