ウイングアーク、CSKの国産メインフレームにも対応した「Omni-Frame」と連携してレガシーマイグレーションにおける現実的なオープン帳票運用への移行を実現
メインフレーム資産を最大限に活かすレガシーtoオープンのソリューション「Omni-Fame」と基幹システムの帳票運用移行を現実化する「総合帳票基盤」によって、既存資産を有効活用した短期移植ソリューションサービスが帳票分野にも展開
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、このたび株式会社CSK(以下CSK、本社:東京都港区 代表取締役会長 青園雅紘)と、レガシーマイグレーションにおける基幹の帳票分野でアライアンス協業をはかり、メインフレーム資産を活かした本格的な帳票運用のオープン化実現を、両社の製品連携によって推進していくことになりましたので、お知らせいたします。
企業システムにおいてTCO削減やROIが命題となっている昨今、全社システム最適化に向け既存の基幹システムをどう見直していくかが大きなテーマとなっています。企業のIT部門では、メインフレームの撤廃や全社ERP導入によるシステムの再構築、新たなメインフレームへの再統合など、目的に応じたレガシーマイグレーションが本格的にはじまっています。
しかし、基幹システムのオープン化が進むなかで、これまでメインフレームで実現してきた運用の堅牢さと、大規模な帳票データの出力と運用管理については、オープン化の最善な手法が見いだせないまま、いまだ取り残されているのが現状です。
ウイングアークテクノロジーズは、現実的なオープン化、段階的な基幹システムの移行を帳票分野から解決するために、CSKがすすめるレガシーマイグレーションとの連携をはかり、両社の製品・ソリューションによって基幹の帳票運用をオープンに適用できる課題解決をはかります。
具体的には、CSKの既存のメインフレーム資産を有効活用した短期移植サービスにおいて、レガシーtoオープンソリューション「Omni-Frame」でコンバートされたプリントデータを、ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」を形成するコンポーネントが取得し、ノンプログラミングで帳票を生成、「Report Director Enterprise」によって基幹の月次等で必要とする大量帳票文書のスプールと印刷制御の集中管理をおこない、センター集中出力、ブラウザベースの拠点バッチ配信を可能にします。帳票印刷環境は、プリンタネイティブなコマンド方式によってデータサイズがイメージ印刷の1/10程度となり、オープン系プリンタに対して高速印刷とメインフレームと同等なオーバーレイ帳票を出力させることができます。(メインフレームにおけるフォームオーバレイについては、帳票ツールSVFによるGUI操作とプログラムレスな帳票設計機能によって、短時間でのフォーム作成が可能です)
Web環境下での多様な帳票出力形態への適用などとも合わせ、両社の連携によって、オープン化にともなう一元的な業務帳票運用と安定稼働を可能にします。
両社は、基幹帳票分野の移行でアライアンス協業をすすめ、そのプロモーションの一環として、きたる7月15日に第1回共催セミナーを実施いたします。今後、さらにレガシーマイグレーションに向けた現実的手法と帳票運用への展開を推進します。
セミナー名:第1回総合帳票基盤セミナー(7月15日)
共催: 株式会社CSK、株式会社ジェー・アイ・イー・シー、ウイングアークテクノロジーズ
会場: ウイングアークテクノロジーズ本社セミナールーム
定員: 50名、参加無料/時間:13:30から16:30まで。
また、連携の情報は、下記URL(帳票i ワールド:帳票関連製品との検証ずみ連携情報サイト)で公開をいたします。
http://www.wingarc.com/doc/iwld/omni-frame/index.htm
今回のアライアンス協業について、株式会社CSK殿よりエンドウスをいただきました。
【株式会社CSK ソリューション事業部】
株式会社CSKは、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社が「レガシーマイグレーションにおける基幹帳票分野で弊社とのアライアンス協業」を発表されましたことを歓迎いたします。レガシーマイグレーションにおいて、オーバレイ帳票や大量印刷といったメインフレーム特有の帳票出力処理がオープン環境で実現可能かどうかという問題は、お客様にとってもこれまで大きなウェイトを占めておりました。
メインフレームと同等のプリントイメージが出力される「Omni-Frame」と、ウイングアーク製品を組み合わせる ことによって、既存のメインフレーム資産を最大限に利用した帳票システムが実現可能となります。 これはメインフレームを撤廃してTCOの削減をはかりたいお客様にとって大きなメリットになると考えます。
産業システム事業本部 ソリューション事業部 事業部長 上田 修三
<補足>
CSKの「Omni-Frame」について
CSKの「Omni-Frame」は、自社のメインフレームシステムの開発・維持・運用ノウハウをベースに、メインフレームと互換性の高いdotCOBOLや各種コンバータを活用してメインフレーム上のシステム資産をそのままUNIXやWindows、Linuxに移植でき、大幅なコストダウンを期待できるソリューションサービスです。とくに、国産メインフレームにも対応し、ビジネスロジックにふれることがなく、プログラムの書き換えや単体テストが不要となり低コストで移行できる点が特長です。DB/DC操作記述についてもCOBOLコンパイラが吸収することができ、コンパイラの互換性が低い場合はOmni-Frame 環境をカスタマイズすることが可能です。
ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」について
ウイングアークテクノロジーズの「総合帳票基盤」は、オープン系開発支援ツールとして定評のあるSuper Visual Formade(以下、SVF)をコアに、50以上の帳票ソフトウエアをコンポーネントとして開発、その組み合わせによって業務の用途に応じた帳票OUT PUT/IN PUTの環境を提供しています。定型帳票の大量出力やWebでの帳票出力、電子保存、非定型分野の統計・管理帳票の運用、電子フォームの活用など、個々の業務で発生するあらゆる固有の帳票要件に適用可能な基盤を用意し、全社規模の帳票運用最適化を実現しています。
株式会社CSKについて
株式会社CSKは、1968年に設立。独立系情報サービス企業として、顧客密着型の高品質かつきめ細かいITサービスを提供しています。また専門性の高い多様なサービスラインナップを揃えるグループ企業を有し、「ライフタイムのフルサポート」をスローガンに、コンサルティングからシステム開発、システム運用、BPO(Business Process Outsourcing)、ITO(IT Outsourcing)までを包括するトータルなサービスを提供しています。
<<Omni-Frameに関する問い合わせ先>>
株式会社CSK 営業企画部ソリューション推進課
東京都港区南青山2-26-1 CSK青山ビル
Tel:03-6438-3163 担当:廣瀬
e-mail: Yasuhisa_Hirose@cii.csk.co.jp
URL http://www.csk.co.jp/index.html
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
TEL:03-5766-2833 FAX:03-5766-2835
URL http://www.wingarc.com/
tsales@wingarc.co.jp
広報担当 金子
kaneko.k@wingarc.co.jp