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ウイングアーク、JIECの「EZ Legacy」と連携してレガシーマイグレーションにおける基幹帳票運用分野のオープン化移行を短期化

現行業務アプリケーションロジックを精査するオープン化移行ツール「EZLegacy」と、全社的な帳票運用のオープン化に適用できる「総合帳票基盤」によって、拡張性ある現実的なダウンサイジングを可能に

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社

 ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、株式会社JIEC(以下 JIEC、本社:東京都新宿区 代表取締役社長 坂川 真)とのアライアンス協業をはかり、レガシーマイグレーション(メインフレーム to オープン)によるダウンサイジングの分野で、リソースを変換する現実的な手法を基幹の帳票運用移行に展開するソリューションを、両社製品連携によって推進することになりましたので、お知らせいたします。

 レガシーシステムのオープン化は、TCO削減やROIの観点から企業システムにおけるIT部門の抜本的な見直し、基幹システムのダウンサイジングや再統合によって、多くの企業システムが本格的な移行へ着手している重要なテーマです。メインフレーム大国の日本では、今後2007年までの4年間に、年間600台のメインフレームがオープン系に置き換わっていくとも言われています。
 レガシーマイグレーションでは、業務運用のノウハウと、メインフレームの技術、オープン系技術に精通していることが重要になります。また、目標としては、これまでの基幹業務の運用を忠実に移行することが最優先に上げられなければなりません。しかも、業務周りの基幹帳票運用の移行に対しては、従来の運用の継承とともに、レガシーシステムではできなかったオープンな拡張性ある付加価値をユーザ企業から求められています。

 ウイングアークテクノロジーズは、レガシーシステムにおけるオープン化が立ち遅れている帳票分野の短期移行を実現するために、JIECと連携し、両社の製品・ソリューションによって新たなオープン系帳票運用が可能な移行の手法と帳票運用の基盤を提供します。
 具体的には、JIECのオープン化移行のためのリライティングツール「EZ Legacy(イージー・レガシー)」による既存資産の分析(EZ Source)を経て、次に「EZ Legacy(EZ Target)」によりメインフレームのリソースを一度XMLに変換、それをOUT PUTパーサーを介してMF COBOLやJavaへの言語変換、OracleやUDB/DB2へのDB変換、Java AppletやXML,JSPへの画面変換、WebLogicやWebSphereへのDC変換等を実施します。
これら変換されたプログラム(取得したデータファイルやAPI)を受けて、ウイングアークテクノロジーズが提供する「総合帳票基盤」によってオープン系帳票を生成、従来の基幹の大量帳票文書のスプールとセンター出力、ブラウザベースの拠点バッチ配信、Web環境下での多様な帳票出力形態への適用など、一元的な業務帳票運用をオープン環境で実現します。

 両社は、基幹帳票分野の移行でアライアンス協業をすすめ、そのプロモーションの一環として、きたる7月15日に第1回共催セミナーを実施いたします。今後、さらにレガシーマイグレーションに向けた現実的手法と帳票運用への展開を推進します。

セミナー名:第1回総合帳票基盤セミナー(7月15日)
共催: 株式会社CSK、株式会社JIEC、ウイングアークテクノロジーズ
会場: ウイングアークテクノロジーズ本社セミナールーム
定員: 50名、参加無料/時間:13:30から16:30まで。
また、連携の情報は、下記URL(帳票i ワールド:帳票関連製品との検証ずみ連携情報サイト)で公開をいたします。
 http://www.wingarc.com/doc/iwld/jiec/index.htm

今回のアライアンス協業について、株式会社JIEC殿よりエンドウスをいただきました。

【株式会社JIEC】
 基幹システムをマイグレーションしていくには、これまでどおりの現行業務を忠実に移行するだけのノウハウと、汎用機とオープン系の技術に熟知していることが条件になります。JIECは、これらの条件に精通し、さらに低コストで構築を最適化できるツールやパッケージの採用にも柔軟に取り組んでいます。
 このたびの共催するセミナーを通して、基幹系の大量集中型のアウトプットやWeb環境での多様な帳票運用の分野で、ウイングアークテクノロジーズ殿とJIECとの密なる連携によって、お客様にオープン環境にシステムを移行しても業務が困らないソリューションを提供できると確信しています。
株式会社JIEC マイグレーション推進室 室長 西尾 忠幸

<補足>
JIECの「EZ Legacy(イージー・レガシー)」について
 JIECでは、レガシーシステムを忠実にオープン環境にRe-writingするため、メインフレーム上で構造型DB、RDBを利用し、COBOL、4GLで開発された業務システムのプログラムや画面などのリソースを「EZ Legacy」によってオープン系システムで稼働するリソースに自動的に変換を行う(Rewriting)レガシー・システム・マイグレーション・ダウンサイジング・サービスを提供しています。
※EZ Legacyは、現行業務アプリケーションロジックを精査するリライティングツールです。欧米で実績の高いEZ Legacy社が開発した製品をJIECが日本向けに機能を新たに追加し国内でサービス提供している製品です。

<会社概要>
社名 株式会社JIEC
代表取締役社長 坂川 真
設立 1985年9月
資本金 6億2725万円(2004年3月現在)
売上高 124億円(2004年3月期)
上場市場 東証第2部 2001年7月上場 (銘柄コード 4291)
社員数 777名(2004年3月現在)
所在地 本社〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル15階
http://www.jiec.co.jp/

ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
TEL:03-5766-2833 FAX:03-5766-2835
URL http://www.wingarc.com/
tsales@wingarc.co.jp
広報担当 金子
kaneko.k@wingarc.co.jp